2019年02月08日

「ペーターと2匹の牧羊犬」の英語ルールを公開します



 昨年のゲームマーケット秋で発売した「ペーターと2匹の牧羊犬」の英語ルールを公開します。下記リンクからダウンロードしてください。

peter_rulebook_EN.pdf

 多分、日本国内ではあまり利用する機会は少ないとは思いますけども、海外のご友人と一緒に遊ぶ際などにご利用ください。
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2018年11月29日

「ペーターと2匹の牧羊犬」のスコアシートを作ってもらいました

 「ペーターと2匹の牧羊犬」のアートワークをお願いした別府さんがテストプレイをしたところ、「春の得点計算のタイミングを忘れやすい」とのご指摘があったもので、スコアシートとその辺の進行を兼ねてサマリ的なものを作ってもらいました。
 それぞれの動物の点数も記されているので、初めてゲームを遊ぶ際によくある「動物の得点ってどんなんだっけ?」という疑問もすぐ解決できます。



 A4サイズでどうぞご自由に印刷してお使いください(クリックすると印刷用PDFが開きます)。

 本当はこういう情報は、ついたての裏にも入れられればベストなんですけども、ついたてを入稿する段階ではまだルールが固まっていなかったので、入れられなかったんですねー。
 まあ、そういうことはよくあります(伏し目がちに)。
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2018年11月11日

ペーターと2匹の牧羊犬の予約受付を始めます



下記フォームにて予約を受け付けています。
必要事項を記入の上、お申し込みください。

ペーターと2匹の牧羊犬予約受付フォーム

以下、注意事項となります。
・価格は2500円です。申し込み個数は1つとさせていただきます。
・申込期限は11月17日23:59とさせて頂きますが、場合によっては早期に終了することがあります。
・申し込みされた方には返信メールをお送りします。もし届かないという方はご連絡ください。
・当日15:00までに受け取りに来ない場合、予約をキャンセルさせていただきます。

 「ペーターと2匹の牧羊犬」は、後ほど一般販売も予定していますが、製造上の都合で他の数寄ゲームズの商品ほどには潤沢な供給が難しいと思われます。少量であっても継続的に販売していく予定ではありますが、早めに入手したい方はこの機会をぜひご利用ください。
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2018年11月10日

ペーターと2匹の牧羊犬を購入予定の方へのお知らせ

 今回の「ペーターと2匹の牧羊犬」は、学生街に居を構えた定食屋のような心持ちでたっぷりのサービス精神とボリューム感でお届けする予定なんですけども、コンポーネントを全て箱に詰め込んだところ、結構な勢いでフタが浮く事態となってしまいました。
 写真をご覧頂ければその雰囲気は掴めるかと思います。


 ミの側面に印刷された柵が見えていますね……

 販売の際には箱をシュリンクするので内容物がこぼれることはありません。ただ、一度遊んだあとに収納をどうするのかという問題はあるかと思います。

 そこで、ゲームを片付ける際にはコンポーネントの一部として同梱している巾着袋に「ペーターと2匹の牧羊犬」の箱ごとしまっていただくようにお願いします。こうすることでコンポーネントがバラける心配はなくなります。


 袋は無地ながら結構しっかりしたものです

 この箱より大きい巾着袋の存在が、箱が浮く一因と言えなくもないんですけども、小さい巾着袋だと手が入らなくて不便だということで、今回はこのサイズの巾着袋を採用しました(巾着袋は動物コマを入れて引くために使うもので元から付属しているものです)。
 その他、箱のサイズ等はすべてプレイアビリティを優先した結果なんですけども、結果として持ち運びに少々不便な形になってしまいました。
 ご不便をおかけしますが、皆様にはその辺りをお含みおきの上でご購入をご検討頂ければと思います。よろしくお願いします。
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2018年11月09日

ペーターと2匹の牧羊犬のルール公開と、ゲーム概要の紹介

 ルールPDFはこちら。サイズは60MBほどです。

 ゲームの詳細についてはルールをお読みいただければと思いますが、ここでは簡単にゲームの概要について紹介しようと思います。
 「ペーターと2匹の牧羊犬」は、トリックテイキングとマンカラの要素を併せ持つゲームで、その目的はなるべく多くの動物を自分のナワバリに集めることです。
 1ラウンド中、2回の得点計算のタイミングがあって、その時に動物がどのエリアにいるかで得られる忠犬ポイント(得点)が決まります。

・「草地」にいる家畜 1匹につき、3忠犬ポイント
・「ゴール柵」の中にいる家畜 1匹につき、6忠犬ポイント
・「小屋」に帰した家畜 1匹につき、10忠犬ポイント

 つまり、同じ家畜1匹にしても 草地 < ゴール柵 < 小屋 の順序で得点が増えるワケです。より小屋の近くまで家畜を誘導するほど主人のペーターから忠犬と評価されるワケですね。



 で、それではどうしたら家畜を自分のナワバリに呼び寄せられるのかというと、ここでトリックテイキングが絡んできます。
 ゲームでは1ラウンド中に11回のトリックを行うのですが、マストフォローノートランプのトリックテイキングを行って、トリックに勝ったプレイヤーが今回プレイされた動物2匹を獲得して草地に配置します。単純に言えば、トリックに勝つことで6忠犬ポイントを獲得できるということですね。
 そして、草地に集めた家畜は今度は柵の中へ、小屋の中へ移動させたいワケですが、それにはトリックに負ける必要があります。トリックに負けることでプレイヤーはマンカラのアクションを実行する権利を得られるワケです。



 草地からゴール柵に家畜を移すことができれば単純に3忠犬ポイントが得られますが、しかし、マンカラの動きによっては合計得点が減ることもありますし、相手に家畜を与えてしまうこともあるかもしれません。
 なので、状況によってはマンカラをすることで却って不利になる局面もあります。
 そんなマンカラを積極的に狙う利点は大きく2つあります。

・狼コマを相手の草地やゴール柵に送り込む
・マンカラを3回連続で行うことで得られる「働き者ボーナス」を狙う

 狼コマは家畜コマとは異なり、ナワバリにいるとマイナス点になる邪魔者です。草地にいる狼コマは-3忠犬ポイントのペナルティを負ってしまいますし、ゴール柵に入った狼コマは、既にゴール柵の中にいる家畜コマを食べてしまいます。
 そんな邪魔者の狼コマですが、マンカラをうまく利用することで、相手の草地やゴール柵に送り込むことができます。なので狼を絡めてマンカラを行えれば、忠犬ポイントを稼ぎつつ、相手の忠犬ポイントを削る動きもできます。一石二鳥のムーブと言えましょう。

 もう一つ、マンカラで最後の動物を自分か相手のゴール柵に入れた場合、もう1回追加のマンカラを行うことができます。この追加のマンカラは複数回発生する可能性があり、1手番で3回連続のマンカラを行った場合、「働き者ボーナス」というボーナス得点を獲得できます。しかもこの「働き者ボーナス」は早いもの勝ちなので、なるべく相手より先にボーナスを獲得したいワケです。

 そんな感じで、「トリックに勝って自分の草地に動物を集めてから、タイミングよくトリックに負けてマンカラを行う」という流れがこのゲームの基本戦術になります。もちろん、相手も同様の動きを狙ってくるので、慣れてきたプレイヤー同士だとお互いの仕掛けをいかに崩して自分の形を作り上げるかというような差し合いの勝負になったりします。
 この自分の陣形を整えてから攻撃という流れや、それを崩すための牽制は、なんとなく対戦型パズルゲームっぽい駆け引きがあるように感じます。




 そうそう、もう一つ、家畜を小屋に帰す方法ですが、マンカラを行う機会を得たものの草地に動物が1匹もいない場合に限り、ゴール柵にいる家畜コマを1匹小屋に移すことができます。小屋に移された家畜コマは狼の襲撃から逃れることができるので、得点の安定化が図れます。

 さて、こんな感じでトリックを繰り返すと得点計算の機会が訪れます。1ラウンド11トリックの間に得点計算の機会は2回。1回目は5トリック目が終わった直後、これを「春の得点計算」と呼びます。2回目は11トリック目が終わった直後で、こちらは「夏の得点計算」と呼びます。
 春も夏も得点の算出方法は前述の通りなんですが、春の得点よりも夏の得点が低かった場合、主人の期待に応えられなかったために「見掛け倒しペナルティ」が発生して、どれだけ多くの動物を集めたとしても夏の得点は0点になってしまいます。
 逆に夏の得点が春の得点の2倍以上だった場合、主人の期待以上に働いたことを評価される「やればできる子ボーナス」が発生して、春の得点が2倍になります。
 春の得点計算の終了後にはゴール柵に集めた動物はペーターがどこかに連れていってしまうので、春に得点を稼ぎすぎると却って夏の得点が伸びなかったりもします。夏の得点次第では大逆転も起こりうるので、最後まで気を抜けない仕組みになっています。

posted by 円卓P at 21:29| Comment(0) | ペーターと2匹の牧羊犬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする