2017年12月20日

ボトルインプ:初手黄色1プレイの成功率はいかほどか?

 問題です。ボトルインプ4人戦の1トリック目、リードプレイヤーが1をプレイした場合、リードプレイヤーがこのトリックに勝つ(勝ってしまう)確率はどれくらいでしょうか?



 答えの前に問題の趣旨について述べます。ボトルインプをプレイした人ならご存知の通り、手札に来て一番処理に困るのが黄色の1のカードです。なにせこのカードでトリックを取ってしまえばペナルティが確定してしまう言わばババ抜きのババ。手札に1が来た時はどうやってこのカードを捨てるか神経をすり減らすことになるでしょう。
 多くの場合、プレイヤーはうまく捨てるタイミングを探りながら後半まで1を握り続けることになるでしょう。しかしながら、他のプレイヤーもその考えは見越しているでしょうから、逃げ道を一つ一つ潰すようにして選択肢を絞っていくはずです。なので1を握っているプレイヤーはどこかで勇気を出して勝負に出ないといけないわけです。
 さて、その勝負が最初の1トリック目だった場合、これは成功する確率が高いのか、それとも低いのか。その確率はどの程度なのか。それを問うているのがこの問題の趣旨です。

 答えを言えば、これはトリックに勝つ可能性は非常に低い(1を捨てられる確率は非常に高い)という結論になります。カード交換が絡むので厳密な数字を出すのは難しいのですが80%以上の確率で成功するのではないでしょうか。これはちょっと意外な数字に思えるかもしれません。
 ボトルインプに慣れていない人はとりあえずこの結論だけを覚えておきましょう。あなたがリードプレイヤーのときに使えるテクニックの一つになります。


 以下、トリックテイキングゲームに詳しい人向けに解説します。
 このテクニックはボトルインプの特殊なスート配分とマストフォローの仕組みによって成立する仕掛けです。
 リードプレイヤーが1をプレイした場合、リードプレイヤーにこのトリックを取らせる方法、つまりリードプレイヤーの企みから逃れる対処法は2つしかありません。
 1つ目は「19以上の黄色のカードをプレイすること」、2つ目は「黄色ボイドの状態で赤か青のカードをプレイすること」です。

 1つ目の対処法ですが、早見表を見ればわかる通り、ボトルの初期価格19を上回る黄色のカードは22,25,28の3枚です。なのでリードプレイヤーが1を出した時、22,25,28のいずれかを出せばリードプレイヤーにトリックを取らせることができます。
   

 しかしこれは逆に言えば安牌のカードは3枚しかないという意味でもあります。その上でリードプレイヤー以外の3人が仲良く1枚ずつ分け合っていないとこの状況は作れません。さらに言えばそもそもリードプレイヤーが22,25,28のいずれかを持っていればこの状況は作れなくなるので、リードプレイヤーの目論見が成就する可能性は極めて高くなるのです。
 2つ目の対処法、黄色のボイドですが、このゲームではトリックの開始前に手札の交換を行います。その際に黄色の小さなカードを手渡すのは基本の手口なので黄色ボイドの状態でトリックを開始することは経験上極めて難しいと言えます。また、それを踏まえてリードプレイヤーは黄色のカードを渡すことで意図して黄色ボイドを潰すこともできます。

 以上の2点からリードプレイヤーが1をプレイするのは相当に成功率が高いテクニックと言えます。実際にボトルインプをお持ちの方は単純にカードを4つに分けた架空の4人プレイを試してみてください。1のカードをリードした場合、リードプレイヤーにトリックを取らせるのは極めて難しいことがわかるでしょう。



 ……でまあ、こういう結論を出しといて一体どこに話を持っていきたいかというと、別にこれを定石として知らしめたいとか戦術論を掘り下げようとかそういうつもりはまったくなくて、先日この仮説にふと気づいて「あれ、これって面白くない?」と思ったので書いてみた、というだけの話です。
 ぼく自身、実際のプレイでこのテクニックを試した経験はなくて、机上の論で今書いてるだけなのでぜひ1回実地で試してみたいです。実地で試してみて「あ、ホントや」とか「いや、思った程うまくいかんな」とか「そー来たらこー返せばええんちゃうん?」とかやりたいんですよ(あと、こうして記事を書いておくと読んでくれた人が協力してくれることもあるし説明も省けるので)。
 そういう遊びの提案とでも言いましょうかね。そこからまた何か新しい世界が見えてくるんではないか。そういう深みがあるんではないかとぼくは期待しているんですね。

 言うて1995年に作られたゲームに対して今更な気もしなくもないんですけども、一周回って今だから、というところもあるように思うんですよね。
 この記事を書くにあたって(若干文言は異なりますが)問題と同内容のアンケートを取ってみたところ「黄色の1以外をプレイする」と答えた人は最終的に67%にも上りました。もしこのテクニックが一般的であればもっと数字は小さく出るハズなので、知ってる人はそんなには多くないということではないかと思います。


 数字の推移について少し触れると、最初はほぼ半数に分かれていたのが、回答者の母数が増えるに従って「黄色の1以外をプレイする」の比率が高まっていきました。これはアンケートを見て積極的に回答する人はおそらくボトルインプの経験が深く、この問いかけの意図を理解している人が多く、後になるほど感覚的な回答が増えてきたためではないかと思われます。
 アンケートを実施したのは「初手1の成功率は高いんだぜ!」ってドヤ顔で書いたとして「そんなの常識でしょ」って返されたらカッコ悪いなあと思ったので、そもそもみんなどの程度に共通認識として持っているんだろうか、ということを知りたくて試してみた次第です。少なくともアンケートに答えてくれた3分の2の人にとっては目新しい話になるなら書く価値はあるだろうなと。
posted by 円卓P at 21:46| Comment(0) | ボトルインプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月12日

ボトルインプの一般販売が始まりました



 既に取り扱いの始まっていたお店もいくつかあるんですが、本格的に流通が動き出したようなので告知させて頂きます。ボトルインプそのものの紹介についてはこちらをどうぞご覧ください。
 店頭での小売希望価格は2100円税別としております。正確な価格はお店にお問い合わせください。

 取扱店についてですが、ぼくの確認している範囲では

・イエローサブマリン各店
・Engames
・ゲームストア・バネスト
・キウイゲームズ
・サイコロ堂
・すごろくや
・Dear Spiele
・ディスカバリーゲームズ
・テンデイズゲームズ
・TRICKPLAY
・ひがっちゲームズ
・ヒカリゲームズ堺
・プレイスペース広島
・ボードウォーク
・ボードゲームショップDDT
・Role&Roll Station
(50音順・敬称略)

 などで販売されているようです。ある程度著名なボードゲームショップなら扱いがあると思いますので他に目的がある時など、ついでに探してみてください。

 おかげさまでボトルインプ自体はとても評判がよく、ホッと胸を撫で下ろしているところです。今回の日本語版で初めてボトルインプを遊んだという話がとても嬉しいですね。手軽でじっくりなおかつドッキリが味わえるこのゲームを末永く楽しんで貰えればと思います。
posted by 円卓P at 21:05| Comment(0) | ボトルインプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月29日

ボトルインプ日本語版の販売方法について



 ボトルインプ日本語版の発売につきまして多くのご関心を頂いております。ありがとうございます。ボトルインプの販売方法について個別に幾つか質問を頂きましたのでお答えします。

 ボトルインプのゲーム概要についてはこちらをご覧ください。

Q.ゲムマ会場での取り置き予約は実施していますか?
A.予約は実施していません。十分な量を持ち込むつもりですが、今回のゲムマは初の2日開催ということもありまして予測が立ちにくいです。売り切れの場合はご容赦願います。

Q.ゲムマ1日目に売り切れた場合、2日目の販売はどうなりますか?
A.その場合、2日目の販売はありません。在庫の保管場所が首都圏ではないもので会場に直接搬入できないためです。

Q.ゲムマ後の一般流通はありますか?
A.あります。小売希望価格は2100円(税抜)となります。
ゲムマからさほど間を置かずに販売を始める予定ですが、具体的にどのお店で販売するかは現在お答えできません。お近くのお店でお買い求めになるご予定の方はお店の方に取り寄せを依頼するとより確実に入手できるかと思います。

 その他にも質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。お問い合わせにはブログ最上部の質問用フォームやコメント欄をお使い頂ければと思います。

posted by 円卓P at 20:50| Comment(0) | ボトルインプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月22日

ボトルインプ日本語版を作ることになったワケ


今日は現物の写真を載せたかったんですが、着荷が延期になったので使い回しです。

 さて、ゲームマーケット秋にて先行発売が予定されていますボトルインプ日本語版ですが、「このゲームを取り扱う数寄ゲームズとはなんじゃいな?」「どうして数寄ゲームズが取り扱うことになったんや?」と皆さん疑問に思われているのではないかと思います。今回はその辺に触れていきたいと思います。

 そもそも数寄ゲームズとはなんなのか。……はい、ボードゲームを制作する傍らで、様々なゲームデザイナーの手によるゲームの製作出版も行っているただの個人のブランドです。なんか後ろにめっちゃ金満なパトロンでもいればラクなんですけども、そういうこともなく一人で手弁当でやってます。
 同人ボードゲームの制作と海外商業ボードゲームの出版ではだいぶ階段をすっ飛ばしているように見えるかもしれませんが、数寄ゲームズではこれまで

・「娘は誰にもやらん」「コプラス」の出版(同人ボードゲームの出版)
・「そんな顔してどうしたの?」の出版(クラウドファンディング発海外ゲームの出版)

 と、段階を踏んでいますもんで、そこから敷衍すれば今回の海外商業ボードゲームの出版もそれほど突飛な展開ではないとご理解頂けるのではないかと思います。まあ、こうした例は珍しいかもしれませんが前例がないワケではなく、例えばテンデイズゲームズの前身の水曜日の会時代のタナカマさんがワレスのウントチュースを出版してたりしますね。

 http://tanakama.seesaa.net/article/119592888.html

 2009年ですって。

 さて、ぼくがボトルインプを作ることになった動機としましては、何よりも「このゲームが欲しい!」という一点に尽きます。トリックテイキングという字面にも馴染みがない時分にZ-Man版のボトルインプを遊ばせて貰いまして「なんかめちゃくちゃドキドキするゲームだな!」と強烈なインパクトを受けました。
 しかし、気づいた頃にはZ-Man版のボトルインプは絶版で、バンプスシュピーレから出版された青箱も見逃し、入手の機会をことごとく逃して今に至ります。もちろん手段を尽くせば手に入れる方法はいくらでもあるんですが、ぼく自身が面倒くさがりな性格なこともあって、例えばBGGマーケットは便利なんだろうなーと思いつつも手を出せずにいます。
 ぼくは基本的には他力本願がモットーでして、ボトルインプにしても他のメーカーの方が日本語版を作ってくれるなら「むしろありがたい! それならラクして手に入るぞ!」という気持ちではいました。でも、他に誰も挙手しないようだったので結局自分で作ることになった感じです。

 現状ボトルインプに限らず多くの名作トリックテイキングゲームが日本語版の出版には至っていません。その理由は至極簡単な話で、つまり売れないからです……
 これは何もぼくの妄想ではなく、複数のショップ関係者の方から「トリックテイキングゲームは売れないよ」という言葉をお聞きしています。人によっては「驚くほど売れないです」とまで言われたり。
 例えばショップの方にぼくが作った「どっちの始末Show」の取り扱いをお願いした時の会話がこんな感じだったんですが。

「箱にトリックテイキングゲームって書いてありますね」
「あ、そうですね。このゲームを気に入ってくれた人が次にトリテを探しやすいように……」
「トリックテイキングゲームって書いてあると売れないんですよね」
「あ、そうですか……」

 トリテ好きのためによかれと思って箱にジャンルを書いたのに、辛い…… 辛さしかない…… トリテ好きの市民権薄い……
 ただ、実はこの売れる売れないという表現はクセモノではあります。トリテ好きからすると「100個は売れるでしょ」みたいな「売れる」感覚なのに対してショップの方の感覚は「1000個は売れないでしょ」からの「売れない」みたいな。「売れる」の水準自体にズレがあったりもします。
 まあ、具体的な数字はともかくとして、現在の市況としてはトリテにかける労力でもっと大きな仕事ができるだろうというのが流通側の一般認識ではあろうと思います。
 大きな仕事とはつまるところ多くの人が待ち望んでいる仕事です。それを叶えるのは流通側の存在意義でもありますので、優先順位を考えてトリテが後回しにされるのは仕方のない面もあるでしょう。
 しかし、面白いゲームは次から次へと出てくるワケです。復刻を待ち望まれているゲームもドンドコ増えていきます。そんなこともあって「これはいつまで待ってもボトルインプの出番が回ってこないんじゃないか……?」という疑念にぼくは囚われまして「それなら自分でやるしかないんじゃないか?」という危険な妄想に取り憑かれ始めたのです。

 考えてみたらこれまでの色々な経験で海外の商業ゲームでも出版できる経験値が自分の中には溜まっていました。「自分で作れるじゃん」はヤバい発見ですね……

 で、トドメになったのがあるメーカーの方に「ボトルインプ日本語版作らないんですか?」と聞いた時の「うちにとってはスペシャルなゲームじゃないですね」という返答でした。しかしながらぼくにとってはスペシャルなゲームなので「うん、これは人をアテにしても仕方ねえな!」と、この時に吹っ切れました。そして作者のギュンター・コルネットにコンタクトを取ったのが今年の2月になります。

 なので、最初の動機は「自分が欲しかったから」で、それが行動に結びついたのは「他にやってくれそうな人がいなかったから」になるのかなと思います。なので「あんなよくわからんところが出す日本語版なんて信用ならんザマス!」とお思いの方もいるかと思いますし大変ごもっともな話ではあるんですが、元々「よくわかるところ」は手出ししないゲームなんですなこれは。ぼくは「どうにかなるんじゃないかなあ…… なるといいなあ……」と思ったので今回チャレンジしてみたワケですが、さて、どうなるでしょうかね? これは怖くもあり楽しみなところでもあります。

 正直なところ、メーカーとしての数寄ゲームズの信頼はまだ途上にありますから現時点で不安に思う方がいるのも当然のことと思っています。そこは行動で示していくしかありません。
 それだけに制作決定の告知から発売を楽しみにしてくださっている方々にはとても感謝しています。なんとかその期待に報いたいもんだなあと思っています。ゲームが好きだ、ってことくらいしか数寄ゲームズには信頼の担保がないのが現状ではありますが、ゲームの制作自体はラウタペリですし、いい意味でいじる部分のない新版ですので、クオリティについては安心して頂ければと思います。ボトルインプ日本語版をどうぞよろしくお願いします!
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2017年11月16日

ゲムマ秋にボトルインプ日本語版を出展します



 予定としてはなんとか間に合わせたいね、と言う話はこれまでしていたんですが、着荷日の見込みがつきましたので正式に告知いたします。
 ゲームマーケット2017秋にギュンター・コルネットデザインのトリックテイキングゲーム、ボトルインプの日本語版を出展します。ボトルインプのざっくりとした説明については過去記事をご覧頂ければと思います。

 ボトルインプ日本語版を発売します



ボトルインプ日本語版
ゲームデザイン:Günter Cornett
アートワーク:Tuuli Hypén Jere Kasanen
プレイ人数:2-4人
プレイ時間:30分
対象年齢:10才以上
価格:イベント価格2000円

内容物:
プレイングカード 36枚
初期価格カード 1枚
カード早見表 3枚
ボトル駒 1個
ルール 1冊

 ゲムマではお釣りのない2000円での販売となりますが、その後の一般販売では2100円(税抜)となります。具体的な取り扱い先についてですが、数寄ゲームズの他のゲームと扱いは同じなので、これまで数寄ゲームズのゲームを扱って頂いているところでは販売があるのではないかと思います。この辺、こちらとしては注文を頂ければ喜んで出荷いたしますので、近くのショップで買い求めたい方はショップの担当の方に取り寄せをお願いするといいんではないかなと思います。



 また、ボトルインプ日本語版にはプロモカードとしてカード早見表を追加で1枚お付けします。これは日本語版のみの仕様です。
 国内の印刷所で刷ったものなのでカードの品質自体は内容物とは異なりますが、参照用として使う分には不自由はないと思います(まだ手元に届いてません……)

 ここからはちょっと細かい話になるので興味のある方だけ読んで下さい。

↓↓↓↓

 内容物の一覧にも書いたんですが、日本語版ボトルインプにはカード早見表が3枚入っています。このカード早見表はボトルインプの特徴でもある偏ったカード構成が一発でわかるナイスアイテムなんですが、最大プレイ人数4人に対して同梱されているカードは3枚…… 同じような仕様でゲームを作ったことがあるのでちょっとした親近感は覚えるのですが、さておきプレイアビリティには若干の瑕瑾が生じます。
 細かいことを説明すると今回のラウタペリ新版はバンプスシュピーレから発売された旧版(いわゆる青箱)の仕様を踏襲しているもので、Z-Manゲームズから発売された小箱版(いわゆる赤箱)に慣れている人にとってはわずかなりとも違和感があります。ぼく自身のボトルインプとの出会いはZ-Manゲームズの赤箱だったので、この点に関してカード早見表を4枚に増やせないか、とラウタペリには打診しました。
 ですが、きっかり40枚のカード構成に追加の1枚を加えるのはコスト的に難しい…… ということから申し出は受理されませんでした。ボトルインプは3人プレイ推奨のゲームなので早見表も3枚しかつけなかった、とかではなく、単純にこれはコストが理由っぽいです。あと、カード枚数を変更する場合、日本語版だけでなく他の言語の版にも影響を及ぼすので「たかが1枚」と言えども仕様変更の影響が大きすぎるという事情はあったかと思います。
 とは言え個人的にそれはマズかろうという思いはあったので、その後もラウタペリと相談して、日本語版で独自にプロモカードとしてもう1枚を追加することにOKを頂けました。なのでラウタペリから「やっぱりカード1枚増やしたよ」と貰ったのではなく、ぼく個人が自主的にやってます。
 まあ、なくてもゲームは遊べるので、別に必要のない1枚と言えばそうかもしれないんですが、コダワリでそうすることに決めました。

 そんなこんなでボトルインプ日本語版の製作には細々としたネタ話があったりもするんですが、そうした製作事情についてはおいおい書いていければと思います。
posted by 円卓P at 20:10| Comment(0) | ボトルインプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする