
前回の告知では「時代劇3600秒」をリメイクしますよというお話をお伝えしました。初お目見えということで、ゲームの流れなんかはサラッと流していたワケですけども、今回はその辺りをクローズアップしてどんな雰囲気のゲームなのかをお伝えしたいと思います。
ゲームの開始前にプレイヤーは1枚の主人公札と2枚の脇役札を引いて、最初の「番組」を作ります。



これがワイの時代劇や! すでにカオスな香りが……
ちなみにこうした登場人物札の左上と右下に書かれた単語を組み合わせることで、番組独自のタイトルを作ることができます。
これが「番組名ジェネレーター」です!

今回は…… そうですね、「黒銭形を斬る」としましょう。読みは「ぶらっくぜにがたをきる」です。「金銭来航(まねいうゑるかむ)」もなかなか捨てがたかったんですが……
さて、ゲームは8:00から8:40まで、10分刻みのターンを繰り返し、8:50となったところで最後の視聴率調査を行います。
「8:00」「8:10」「8:20」「8:30」「8:40」都合5回の手番が訪れるということですね。

「黒銭形を斬る」の主役、遠山金四郎は「8:20」と「8:40」にサイコロを多く振ることができる特殊能力持ちなので、うまく使いたいところです。
自分の手番が来たら、まずはイベント札を1枚めくり、その効果を解決します。
ペロッ!

し、死亡フラグ……!
このターンでキャラが死んだら高視聴率! って番組始まったばっかやんけ!
これは死んだ方が却っておいしい…… いやいや……
その後、プレイヤーは場に並べられた事件札から1枚を選択します。
あるいは運を天に任せて山札から事件札をドローしてもかまいません。



並んでいる事件札はどれも視聴率的には微妙……
まあ、死亡フラグも立っていることだし、ここは山札引きでどっちに転んでもいいでしょう。ドロー!

デデドン!
あっ、これ死んだわ!
さて、事件札を選択したら事件解決に移ります。プレイヤーは事件解決に向かう登場人物札を1人選び、事件札の悪役とチャンバラ勝負を行います。
事件解決は登場人物札の解決力(白いサイコロのアイコン)と、事件札の難易度(青いサイコロのアイコン)の数だけお互いサイコロを振り、1と6の出た数を比べて、より多い方が勝ちというルールです。念を込めてサイコロを振りましょう。
事件札はゲーム最強レベルの平将門の亡霊。
しかし、こちらには切り札がある! 行けっ、ペリー!

ペリーは特殊能力「黒船の艦砲射撃」で前述のサイコロ勝負ではなく、サイコロの出目で事件を解決することができるのです!
ヒャッハー、新鮮な砲撃だー! コロコロ…… 出目は……6!
ダメでした! うんまあ冷静に考えれば幽霊に物理攻撃は効かんよね!
その後、通常ルール通り、サイコロ勝負をするものの…… 勝てるワケねーじゃろ! 事件解決に失敗!

期せずして護国の英霊が夷狄の侵攻から日本を守った形になってしまった……
壮絶なファーストシーンやな……
さて、事件解決に失敗したキャラは即死亡!
番組から離脱して捨て札になります。
さよならペリー。そしてイベント札の効果でちゃっかり視聴率を獲得です。

多分アメリカに残してきた彼女のパインサラダを食べる約束があったんじゃないかな……
……とまあ、こんな感じでイベント札の効果を解決した後に事件札を選択しての事件解決を行うこと5回。
「8:50」になるとゲームは終了して、視聴率調査に移ります。
ゲーム中に得た視聴率はあくまで見込みの視聴率であって、真の視聴率はこのフェイズで決まるのです。
ゲーム中に獲得した事件札とイベント札の一部について、それぞれ反響札を引いて、視聴率の修正を行います。
さて、死亡フラグの見込み視聴率は5%。そして実際の視聴率は…… ドロー!

ぐわあああ、せっかくの見せ場が台無しに!
見込み視聴率5%に-5ポイントして、このシーンの視聴率は結局0%!
……こんな感じで総視聴率を集計して最終的に一番高視聴率を稼いだプレイヤーがゲームに勝利します。
視聴率が10%に満たないとその番組は打ち切り!
結構な屈辱を味わうことになるので、頑張って傑作番組を作り上げ、時代劇監督の手腕を示しましょう!
ラベル:時代劇3600秒