
早速紹介と行きたいのですが、まずはゲムマカタログに記載しましたサークルカットの訂正からお伝えします。サークルカットでは4〜5人対応と表記していましたが、その後のシステム改修により4人対応での頒布となりそうです。現在対応人数幅を広げられないか検討中ですが、人数を多く広げる方向は仕様上難しいので、3〜4人対応なら可能性があるかも、という感じです。とりあえず現状は4人のみ対応です。表記に混乱が生じましたことをお詫びします。申し訳ありません。

箱はアミーゴサイズ。これだけでもう、どこ製か分かる人には分かりますね……
ストーリー
……しかし、それはオークの仕掛けた周到な罠だった!
改めまして。
姫騎士逃ゲテ〜は、プレイ人数4人で姫騎士1人とオーク陣営3人に分かれ、それぞれ2枚の手札をドラフトし、最終的に各自1枚を使用して自陣営の勝利を目指すロジック重視のゲームです。
特徴的なのが陣営の割り振り。姫騎士プレイヤー1人に対してオーク陣営のプレイヤーは3人。スコットランドヤードのような非対称の対戦ゲームになります。姫騎士には姫騎士の、オークにはオークのプレイングが求められるので、ひとつのゲームで2度おいしい作りになってますよ。
それぞれの勝利条件ですが、オーク陣営は姫騎士を捕まえれば勝ち。対する姫騎士は最後まで逃げ切れば勝ち。大変シンプルな……って、あれ、またなんかスコットランドヤー……
いえいえ、コンセプトこそ似通ったところはあるものの、ゲームとしてはまったくの! 別! 物! ですよ!
本作の最大の醍醐味。それはカードドラフトを介した盤上の会話です。オーク陣営は直接的な相談を禁止されているため、カードドラフトを通して意思疎通を図らなければなりません。
「このカードを流せば下家は使ってくれるはず……?」
「このカードが上家から回って来たってことは……?」
このむず痒さ……! しかしそれだけに作戦が噛み合った時の喜びはバツグン!
対する姫騎士はそんなオークの動きを読み取って包囲網を脱しなければなりません。が、これもムズい!
そう、全ては読み合いなのです……
あと、テキスト主体のカードゲームならではのカードとカードの組み合わせで場がズンドコ動くダイナミズムもありまして、「こうなるとそうなるからこっちを選んだらこうなっちゃうんじゃん! あ、やっべー! やっべー!」みたいな感じで思わずブツブツ呟いてしまう光景が頻出します。
とは言えプレイ中、延々と重い思考を求めるゲームというワケではなく、わずか1ラウンドのスピード決着で手軽に何度も回せるようになっています。
ルールはコンパクトに、プレイ感は濃密に、運要素はなるべく控えめに、読み合いだけを短時間でウンウン楽しめるゲームを目指しました。
つまり姫騎士逃ゲテ〜ってこんなゲーム。
・姫騎士1人とオーク3人に分かれて対戦する。
・姫騎士を捕まえればオークの勝ち。逃げ切れば姫騎士の勝ち。
・運要素少なめ、ロジックを重視した思考戦。
・アクションカードの効果で状況がドンドコ変わるよ。
・アクションカードはドラフトで分配するよ。
・1ラウンドで終わるスピード決着(※4ラウンド遊ぶ選択ルールもあるよ)
そしてゲームの雰囲気が掴めるようにプレイ風景のイメージ図を用意してみました。姫騎士逃ゲテ〜、一体どんなゲームなんだ…… 詳しい内容はまた次回!

背景素材提供:「風のリュート」観月らん http://sky.geocities.jp/lute_wind/
タイトル:姫騎士逃ゲテ〜
プレイ人数:4人(サークルカットでは4〜5人とありますが訂正させて頂きます)
プレイ時間:20分(4ラウンド制の場合)
価格:予価800円
ゲームデザイン:円卓P
イラスト:バチ
ラベル:姫騎士逃ゲテ〜