2018年09月27日

ゲムマ秋に「ペーターと2匹の牧羊犬」を出展します


 ゲームマーケット2018秋に新作の2人用ゲーム「ペーターと2匹の牧羊犬」を出展します。ゲームデザインはしぶさん、アートワークは別府さいさん。対象年齢は8歳以上、プレイ時間は15-30分、イベント価格は2500円となっています。



 このゲームはトリックテイキングとマンカラを組み合わせた新基軸のゲームです。少なくともぼくの知る限り、この組み合わせのゲームは見たことがありません。それだけに元となるアイディアがしぶさんから提示された時にはびっくり仰天しました。新規性があり、なおかつ理に適っている。ぼくからは出てこない発想のゲームだ! と、感じました。

 概要としては、プレイヤーは牧羊犬となって多くの動物を自分のナワバリに集めることを目指します。得点になるのは羊、豚、牛の3種の家畜で、狼はそうした家畜を食べてしまう邪魔者です。なので、プレイヤーは家畜を集めつつも狼を相手に押し付ける動きを要求されます。
 とは言え、そこにトリックテイキングとマンカラ特有のルールが絡んでくるので一筋縄ではいきません。ひょっとしたらブルーノ・カタラがまかり間違って作りそうな硬質な2人用ゲームという印象もあります。
 それでいてゲーム自体に豊かなテーマ性を与えることができたので、多くの人に楽しんで貰えるゲームになっているのではないかと思っています。「骨太なトリックテイキングゲームに豊かな肉付けのテーマ性」は、ぼくが常に目指している目標の一つですね。

 ちなみにこの牧場テーマを考案したのもゲームデザイナーのしぶさんです。「動物が嫌いなボードゲーマーなんていません!」ということで、素晴らしい着想ですね!
 ……しかし、着想は実現しなければアイディアにはならんのですぜ…… 牧場テーマを遂行するにあたって、コンポーネントをどうするの? たくさんの動物コマを入れたいけど、サイズが…… 種類が…… 予算が……
 というところで、しぶさん個人の手に負えない企画に膨れ上がったので、そんじゃまあ、ぼくがなんとかしましょう、ということで助け舟を出す形で数寄ゲームズ名義の企画として動かすことになったワケです。
 座組としてはかぶけんさんのコプラスと同じ塩梅ですが、しぶさん自身にはゲーム作りの経験がないということもあって今回はぼくもデベロップに結構関わっています。コプラスの場合、かぶけんさんが経験豊富ということもあってゲームデザインは見守るだけという態度を取っていたんですが、今回はそれよりもかなり積極的に取り組んでいる形です。おかげで当初のルールからは大分ブラッシュアップされました。



 また、数寄ゲームズとしては、新人ゲームデザイナーのデビュー作を数寄ゲームズ名義で出版する初の試みとなります。これもやはりコプラスの延長線上のチャレンジではあるんですが、実はアートワークを手がけている別府さんはかぶけんさんを介してオファーに至った経緯もありまして(別府さんの連絡先がわからなかったのです)、これまでの色々な道のりがあってこそ、このゲームの発表に至ることができたのかなと思っています。かぶけんさん、その節はありがとうございました。

 さて、これは全くの余談なんですが、しぶさんと話していてハッとさせられた話で、ゲムマを取り巻く環境の変化の一つとして「ゲームを作る人の処女作」への期待感ってドンドン低下しているなーってことがあります。ぼくが初めてゲームを出展したのが5年前の2013年なんですが、その頃はまだ新人や処女作に期待があるというか「わざわざゲムマに骨を折って自作のゲームを送り出す酔狂な人間」への好奇心があったと思うんですよね。ひょっとしたら何か凄いモノを出してくるかもしれぬぞ、と。ゲムマ出展者はまだミステリアスな存在だったのです。
 ただ、ここ5年間でボドゲ人口が増え、制作のハードルも下がり、カジュアルにゲームが作られるようになって、ゲムマ出展者の特別感がどんどん希釈されていって。それでいて、経験豊富な先達者はさらにゲーム作りにこなれていくので、わざわざ新人のゲームを掘り起こさなくてもいいのかな、という状況にもなっています。処女作への期待感はいまやズンドコで、新人には厳しい時代だと言わざるを得ないでしょう。
 そうした中で新人デザイナーのデビューに力添えすることはなかなかに意義あることなのではないか、ともぼくは思うんですよね。特にそれがキラリとした見どころのあるダイヤの原石であればなおさらで、それが磨き方が足りないばかりに埋もれてしまうのではあまりに勿体無いと思ったんです。
 もちろん「あなたのゲーム、このままじゃ埋もれますよ!」なんて言い出すのは失礼の極みですが、そこは幸いにもしぶさんとぼくは元から面識があり、なおかつしぶさんはぼくのゲーム作りを評価してくださっていたので、話はスムーズに運びました。おかげで製造、販売、広報をぼくが担当し、しぶさんはゲームデザインに専念するという二人三脚の体制を作ることができたのです。そういう意味ではお互いにとってお互いの存在が幸運だったと思います。

 ゲムマまでの残りわずかな期間、しぶさんはルールの細部を詰めて、そしてぼくはコンポーネントを箱に詰めますw
 3Dプリンターで出力できるコンポーネントは自家製なので現時点でも色々とお見せできるんですが、箱などの印刷物が上がってくるのは10月下旬か11月上旬といった辺りなので、その辺になったらまたお見せできるものも増えてくると思います。
 他にもお伝えしたいことは色々とありますので、今後も都度更新していきたいと思います。「ペーターと2匹の牧羊犬」をどうぞよろしくお願いします。



ペーターと2匹の牧羊犬

プレイ人数:2人
対象年齢:8歳+
プレイ時間:15-30分
イベント価格:2500円

内容物:
動物コマ 28個
組み立て式柵 8本
ついたて 2枚
袋 1つ
説明書 1部
posted by 円卓P at 19:58| Comment(0) | ペーターと2匹の牧羊犬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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